渋い!!　このモデルにはこういうカラーが素晴らしくマッチする・・。探しても意外と見つからない、サンバーストが施されたシングルカット594。その名もMcCarty Singlecut 594 McCarty Smoke Burst!!

Paul Reed Smith氏本人がヴィンテージギターに対する造詣が深く、氏が所有する1950年代のLes Paulのスケール(弦長)が公表されている24.75インチではなく『24.594インチ（約624.69mm）』だったという点がこのモデルの出発点でありネーミングの由来です。

Patternネックを基に少し厚みを持たせながら、高音弦側を少し削り、低音弦側をやや肉厚にした非対称カーブが特徴の『Pattern Vintageネックシェイプ』、2015年に発表され、新たにPRSのヴィンテージ系ピックアップの仲間入りを果たした58/15をLow Turnにした『58/15LT』ピックアップ、ボタンとシャフトの距離を調整しTUNERの振動を調整可能にした『Tweaked PhaseIII Tuner』、LPを思わせる2Vol/2Tone仕様とピックアップセレクターの位置等、至る所に拘りが凝縮されたスペックが魅力。

肝心のサウンドですが、ヴィンテージを思わせる様な太さと粘りを感じさせながらも、耳障りなブーミーさ等は一切無く、PRSらしいピッチの良さとクリアな質感、レスポンスの良さも相まって、オールドとモダン両者の長所が共存する出色の出来映えです。

レギュラーモデルではなかなかお目にかかれないようなまさしく極上の材を使用したこちらの一本。McCarty594を検討されている方は、是非こちらの特別なモデルも併せてお考え下さい。